昨日、ある測量技術者と話をしていたら気象補正の話題になりました。特に夏場は気象補正値が大きくなるので、どうなんですか?、、、と。
温度と気圧の変化で、測量機(トータルステーション)の距離値が変化します。この距離値を正しい値に戻すのが気象補正と考えて間違いないでしょう。

トータルステーションの気象補正に関して、おおまか注意点は下記のようになると思います。

 1)気象補正値は、トータルステーション側で設定した方がよい。
   →測量CADの記簿計算だと対応していない場合がある。
 2)古い機種の長距離測定では、気象補正を手計算で行う場合がある。
   →限界距離を超えてしまった場合、、例:SET4(2km以上)
 3)夏場の気象補正値が大きく、冬場は小さい。
   →高温・多湿の時に距離補正が大きくなる。
 4)考え方として、気象補正は機械点ごとに行う。
   →電子野帳データは、機械点情報の中に温度・気圧・補正値がある。
 5)気象補正は、斜距離に補正する。
   →水平距離ではありません。(念のため)

気象補正値をした方がいいか、しなくてもいいか、については、その測量地域の気象環境にもよりますね。最新の機種は、温度と気圧を入れると自動的に気象補正値が計算される機能がついているので、あらかじめ目安を付けておくと良いでしょう。

 例:ソキアSET3010の気象補正値
   気温40℃・気圧950mmHgで38ppm。

気象補正値40ppm。1kmで4cm、100mで4mmの距離補正。40ppmは最大だから、100mで4mmの誤差が許容できれば、1年を通じて気象補正値をしなくても大丈夫ということになります。


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