2011/8/15のJCASTニュース記事で、『夢の30兆円ビジネス 「日本版GPS」、本格スタートできるか』がありました。準天頂衛星への期待記事ですが、新産業30兆円の内訳は、国内(日本)10兆円+海外(アジア全体)20兆円となっています。
他の記事を読んだ感じだと準天頂衛星への期待は、1)高精度な測量衛星と2)常時真上にある通信衛星のふたつの役割に集約されている感じです。この役割の利用拡大によって、レーンチェンジまで指示できるカーナビ、自動運転が可能になる自動車や工事用重機、通信インフラが途絶えた時にラジオ機能など、、従来の技術ではできなかった市場への製品拡充が新産業創出となっているのでしょう。

もちろん、測量分野への期待もあります。基準点測量を行う測量機の主体は「トータルステーション」ですが、これがGPS測量機(GNSS測量機)に移動する可能性もあります。(すでに1級・2級は、GPS測量機(GNSS測量機)が主体。3級以下の測量がトータルステーション。)

ただ、高精度なGPS衛星測量に関して言えば、準天頂衛星がなくても、すでにある技術です。

 ±3cm精度 − ネットワーク型RTK−GPS測量機
   ※VRS-GPS測量−単点観測法の精度は、どうなのか。
 ±1m精度 − ソキアDGPS受信機(GIR1600)

政府が「夢の30兆円ビジネス」を期待して、準天頂衛星に数千億円の予算を検討しているなら、、例えば、数億円の予算をネットワーク型RTK−GPS測量機の普及に活用し、さまざまな高精度測位に関する新産業創出を先行構築しても良いと思います。


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